2014年7月11日 「僕らの時代のライフデザイン」を読んで
7時20分起床。
今日は父親の宅急便の集荷があるために午前中を家で過ごす。子連れ狼第1シリーズの第14話をユーチューブで観る。その後、米田智彦著「僕らの時代のライフデザイン」の続きを読む。集荷が終わった後、外出。近くの商業施設に入っている回転寿司屋で昼食。ちょっぴりセレブ気分。昼食後、スポーツクラブへ。筋トレ中に胸にしびれるような痛みを感じたため、有酸素運動は軽めにし、2時間弱でスポーツクラブを後にする。
帰宅後、「僕らの時代のライフデザイン」の続きを読み、読了。ライフデザインとは、「セルフデザイン」「ワークデザイン」「リビングデザイン」の三位一体であるというのが著者の主張である。それぞれ章立てで実践している人=ライフデザイナーの事例や著者の考えが述べられている。本書は著者自身が「ノマド・トーキョー」という生活実験を行なっただけあって説得力がある。以下に僕がなるほどと思い、アンダーラインを引いた箇所を引用する。
デザイン思考とは、イノベーションを達成するための考え方や技法のことで、事前にきちんとした計画を立てて実行する手法ではなく、とりあえずつくってみてから改良していくような試行錯誤型のアプローチです。
このデザイン思考という考え方を知らなかったので、斬新だと感じた。
「モノを買うのは簡単だけれど、捨てるのはこんなに大変なのか」
最近断捨離をした僕にとっては、この著者の思いがよく分かる。モノは油断しているとあっという間に増えてしまう。買わなくても増えるモノもあるのだ。
僕にとってのノマドワークとは、「会社をクビになっても、就職できなくても、元手をかけず小さいビジネスから始めて、場所や組織にとらわれず働きサバイバルしていく、その手段の一つ」
ノマドという言葉がひとり歩きして、否定的な意見も聞かれる中、著者の定義というのは本来ノマドという言葉が持っていた可能性を思い出させてくれた。
セルフデザインとは、個性化でもこの最大化でもなく、個の多面化によって実現するのです。
僕はセルフデザインというものを個性化やそれの最大化であると勘違いしていたので、これは目からうろこであった。
働き方というのは、その人の暮らし方と密接につながっています。そこを切り分けることは決してできません。
これはナリワイの伊藤氏も同じようなことを著書で書いていて、やっぱりそうなんだという思いを抱いた。
コンピューターのプログラムと同じで、何かを入力しなければ、永遠に出力はありません。批判がつきもののネット社会ですが、思い切って自分のプロジェクトや活動をまずは発信・表現してみましょう。
この文にはポンと背中を押される思いがした。その通りだ。やらなければ何も始まらない。
自分の可能性を一業種、一社に限定せず、複数のラインをつくってぱられるに同時並行させることが、将来へのリスクヘッジだけでなく、新しい未来への投資になるのです。
これもナリワイの伊藤氏が「複業」という言葉で表現していた。
行動を変えるには、まず「今までとは違う場所」と「他者との出会い」からです。
自分では何となくわかったつもりになっていたことだったが、改めて指摘されてはっとしたところである。
「金を稼ぎ、引退してから第二の人生を送るのではなく、自分が過ごしたいと思う第二の人生を、今すぐに行動に移してしまうという考え方です。六〇歳まで約四〇年間働き、残りの二〇年を趣味に生きる老後とするという縦の計画を横に倒してみる。具体的には一週間のうち三日半働き、三日半は引退生活をする。これが、人生の時間軸を横に倒すという僕なりの実践の始まりでした。そこでやりたいことを楽しみ、何でも好きなことを始めればいい。人生の順番をなくしてみたんです」
この本の中で最も大事だと思ったことがこれ。大石哲之さんという方の発言。この横型の人生計画=今を生きるという発想は衝撃的だった。自分でも無意識のうちに老後とか第二の人生などと考えていたことに気付かされた。
新しいチャレンジには失敗がつきものなので、過度な期待は挫折につながります。なるべく小さい成功体験を積み重ねることで、自分の中の手応えを積み上げていくこともこの時代のサバイバルのためには必要です。
ちょっと違うがこれまたナリワイの伊藤氏が、お金よりやる気のほうが貴重な資産であると言っていたことを思い出した。
何かを始めてみるときのポイントは、複数人で楽しみながらやること
この本の中でナリワイの伊藤氏(しつこい?)が著者に教えたこと。この本は「ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方」と共通するところが本当に多い。
成功と失敗の違いは、困難にあたったときに、これまで学んだことを用いて別の方法をなるべく早く試してみることができるかどうかということです。
これもなるほどと思った。そういう柔軟性とスピード感をもつことが大事ということであろう。
リーンスタートアップのように、できるだけ早いタイミングで小さな失敗を積み上げること。その都度改善を繰り返して、「可変性」や「偶然性」を取り入れていくこと。自分なりの人生をデザインするためにも、動き出すのが遅くなれば遅くなるほど不利になることは知っておく必要があります。
特に後半部分の動き出すのが遅くなるほど不利になるの部分がグサリと胸にささる。僕もできるだけ早く動き出さなければならない。
ライフデザインの最終目標は、自分なりの幸福感を感じられる生き方を得ることともいえます。そのためには、単一の価値観に縛られずに、計画と偶然の「あいだ」を振り子のように行ったり来たりしながら可変性を持ち続けることです。
自分にとっての幸福というのは何なのだろう?幸福の定義を自分の中で再検討してみる時間が必要であろう。そして単一の価値観に縛られないようにというのは、簡単なようで難しいと思った。
この本は自分の中ではバイブル的存在になりそうである。何度も読み返すことになるだろう。伊藤氏の著書にも刺激を受けたが、それ以上のインパクトがあった。
夕食後、早速自分自身のライフデザインをメモ帳に書いてみた。読んでいる途中から頭のなかにひらめいていたのだ。それを紙に落としこむだけである。詳しくは明日の日記で発表したいと思う。その後、リワーク時代の仲間たちにメールを送る。同窓会をやりませんか?という内容である。同窓会自体は前からやりたいなと思っていたのだが、このタイミングでメールを送ったのは、ライフデザインのアイディアをその場で披露して、色々とアドバイスを貰いたいと考えたからである。早速Oさんから電話をいただき、しばしお互いの近況報告やらあの人どうしてる?みたいな話をする。同窓会参加は快諾してくれた。またNさんからもメールを頂き、これまた参加を快諾してくれた。その後、約2時間かけてこのブログを書き上げる。
0時30分就寝予定。
僕らの時代のライフデザイン 自分でつくる自由でしなやかな働き方・暮らし方
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